2012年11月16日

白湯の効用と生水の効用とヨーグルトとチーズの害

食事改革の基本は「半日断食(朝食抜き)」なので、
まずこの原点に戻って大切な補足説明をしておきたい。

朝食は食べない方が良いが、急に朝食を抜くと弊害が出るケースもある。
「朝食はシッカリ食べなさい」と指導する栄養士の話も、
一面的には正しいと言える。

故に、以前、「朝食廃止法案」という記事の次に
「汝、朝食を抜くなかれ!」という記事を書いたのである。

朝食廃止法案
http://kemono666.seesaa.net/article/272468906.html
汝、朝食を抜くべからず!
http://kemono666.seesaa.net/article/272902079.html

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古今東西、様々な食事療法があるが、どれが絶対的に正しいとは言い切れない。
だが、その中で東洋で生まれ、3000年以上の歴史を持つアーユルヴェーダは、
日本人にとっても指針の1つにして良いだろう。

それを現代人に合わせて、最新の物理学や神経科学の視点で検証し、
再編再統合した最古で最新の健康法を「マハリシ・アーユルヴェーダ」という。
それさえも絶対視しない獣だが、参考になる部分は沢山あると思う。

マハリシ・アーユルヴェーダ医療の第一人者である蓮村誠氏は、
『毒を出す食ためる食』の中で次のように述べている。

よく「朝食をたっぷり食べないと脳が働かない」
などといいますが、それはうそです。
朝食の食べ過ぎは脳にも体にも良くないのです。
アーユルヴェーダでは1日を6つの時間帯に分けていて、
午前6時〜午前10時はカパが優勢な時間帯としています。

朝のカパの時間帯は、ピッタ=火、消化力が弱いとき。
起きてすぐ朝食をいっぱい食べても、
体の火は燃えていないので、ほとんど消化できません。
消化できないと、栄養にもならないのです。
焚き火でも、まだ火が起きていない、もしくはごくごく
弱い炎なのに大きな薪をどんどんくべても炎は燃え上がりません。

まず体の中の火を起こしてあげることが先です。
そのためには早起きして、軽く動いて体を温めていきます。
その後、体の炎の強さに応じた適量を食べると健やかに消化されます。
体の状態を無視してたっぷり食べると
消化不良で心身が重くなり、1日を快適に過ごせません。

朝食の量は基本的に軽めが良いのですが、
ドーシャによって微妙な差があります。
ヴァータとピッタの人はある程度食べてよく、
カパの人はあまり食べないほうが良いでしょう。
とくにカパ体質やカパが乱れている人は体が重くなりやすいので、
朝食はごく軽めの量を心がけます。
白湯を飲むだけでも構いません。


カパ体質の人は朝食はあまり食べない方が良いが、
ヴァータ体質やピッタ体質の人ははある程度食べた方が良い。
カパ体質がヴァータ体質かピッタ体質か、診断方法はあるが、
一概には断定できない部分があるので割愛する。

要は、自己判断で、朝食を抜くのがどうしてもキツいという人は、
急に朝食を抜くことは好ましくないと言える。
そのような人は、「甲田式8大断食」の
メニューを体質に合わせて朝食にすると良い。
いずれにしても、どのような体質であろうとも、
徐々に朝食を減らし、最終的には水だけにすることが理想である。

甲田式8大断食
http://kemono666.seesaa.net/article/273061253.html

それでも空腹に耐えられない人の為に、コンニャクとワカメを奨めてきた。

汝、コンニャクになれ!
http://kemono666.seesaa.net/article/275799039.html
汝、ワカメちゃんになれ!
http://kemono666.seesaa.net/article/276024252.html
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半日断食(朝食抜き)は最終的に水だけにするのが理想だが、
冬は水が冷たくなるので、口に含んで温めてから飲んだ方が良い。
特に陰性体質の人や、すでにリウマチや膠原病を発症している人は、
冷たい水を飲んではならない。

朝食にヨーグルトを食べる人もいるが、ヨーグルトも
リウマチや膠原病に良くないことはすでに述べた通りである。
新谷弘美氏も「ヨーグルトを食べると腸相が悪くなる」と言っているが、
アーユルヴェーダの蓮村誠氏も次のように述べている。

一般的にヨーグルトの乳酸菌はおなかによいといわれていますし、
そう思っている人も多いでしょう。
でも、クリニックに来た患者さんに話を聞くと、ヨーグルトを食べていて
おなかの調子がよくなったという人は、いまだかつて一人もいません。
逆にヨーグルトをせっせと食べている人の体はたいてい冷えていて、
水っぽくなっていることが多く、消化不良で便秘がちです。
ヨーグルトは冷蔵庫で保管するので冷たいまま食べます。
ねっとりと重い食感です。

このように重く冷たい食べ物は、不活性の質=タマスが多く含まれます。
タマスが多いと、体を冷やして非常に消化しにくくするのです。
ヨーグルトは、消化が非常に悪い為、かなり強い消化力が必要になります。
胃腸できちんと消化されないと、ヨーグルトはアーマになります。
アーマは体を詰まらせて代謝を下げ、病気のもとをつくります。
ヨーグルトによるアーマは、とくに首から下の関節に溜まる傾向が強いので、
関節の機能がうまく働かなくなり、
関節の病気、たとえばリウマチなどになる危険性もあります。

毎日食べても消化できなければ、乳酸菌が有効に働くこともないわけです。
食べ物の効能だけに注目するのは、とても部分的なものの見方です。
ちなみにヨーロッパでは古くからヨーグルトを食べていますが、
前日の夜に仕込んだものを、翌朝温かい状態で食べています。
温かくて新鮮なものは消化しやすいのです。
日本の場合は、工場で作って製品として売られているものを買うことが
圧倒的に多いので、同じヨーグルトでも内容が全く違うわけです。
日本人は、時間が経ち、しかも冷えたヨーグルトを食べているのです。
時間が経ったものは、いかなるものであっても、
非常に消化しにくいものになってしまいます。


チーズについては次のように述べている。

栄養豊富なチーズなのですが、全ての人におすすめとはいえません。
チーズはとても消化しにくい性質を持っているので、
ある程度消化力が高い時に食べた方が良いでしょう。
消化力が落ちていたり、アーマが溜まっている人が食べると、
ますます体の中を詰まらせ、体調をもっと悪くしかねないからです。


アメリカのPCRM(責任ある医学のための医師会)の主張通り、
ヨーグルトやチーズなどの乳製品を含む、
一切の動物性食品は人間にとって有害だということである。

チーズの原料は牛乳(牛の血液)なので人間の食物ではない。
チーズはネズミの餌だと思っておけば良いだろう。
もちろん、たまに少しくらい食べても殆ど問題はないが、
基本的に常食しない方が良いということである。

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話を戻すが、冬の寒い日や陰性体質の人は、
朝一番は水ではなく「白湯」でも良いだろう。
湯冷ましの水では植物は育たないし、金魚も飼えないので、
沸騰させた水ではなく「生水」が理想ではあるが、
「スマシ汁断食」などのことを思えば、湯を飲むことで体を温め、
胃腸の働きを活発にするという一面もある。

『汚れた腸が病気をつくる』には、次のように書かれている。

1日のスタートにふさわしい方法は、毎朝、朝食前に大さじ2杯の
リンゴ酢をグラス1杯のお湯に入れて飲むこと。
カリウムを豊富に含んでいるので、心臓の働きを活発にし、
膀胱の病菌を一掃し、腸の細菌叢を善玉菌優位に変えるのに役立ちます。


ナトリウムを摂取する「スマシ汁断食」とは正反対だが、
体質によっては「リンゴ酢湯」も良いようである。
ピロリ菌を気にして「LG21」を食べる人が増えているそうだが、
「リンゴ酢湯」の方が遥かに良いと思われる。

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それはそうとして、最終的に朝は「水」だけにするということは、
一切の栄養補給を絶って「純粋な水」を飲むということである。
つまり、湯の場合も「スマシ汁」や「リンゴ酢湯」ではなく、
最終的には「純粋な湯」が望ましいということになる。

アーユルヴェーダでは、朝に白湯を飲むことが推奨されているが、
蓮村誠氏は次のように述べている。

アグニ(消化力)を高め、腸のクリーニングにもよいのが、
よく沸かした白湯を1日に700〜800mlほど飲む方法です。
(1リットル以上飲むと腸の栄養も流れてしまいます)
まず、朝起きたらすぐにおいしい白湯をつくりましょう。
そして、できたてをカップ1杯すすります。
これは胃腸を温めてアグニを高め、排泄を促します。

そして、昼食と夕食のときに、カップ1杯の白湯を
それぞれ少しずつすすりながら食事をします。
ご飯やおかずを食べて白湯を一口、またご飯やおかずを食べて
白湯を一口、というように白湯をすすっていきます。
そして最初の1、2ヶ月くらいの間、食事以外の時間帯にも、
ときどき白湯を一口、二口すするようにすると、
アグニを高め、胃腸のクリーニングになります。

外出する際には、朝つくった白湯を携帯用の魔法ビンに入れて、
持ち歩くようにすると良いです。すする分だけカップに注ぎ、
できるだけ熱い状態で飲むようにしましょう。

アグニが弱く、腸にアーマが溜まっている人は、
初めのうちは白湯をすするとおいしく感じられず、
むしろまずく感じることもあります。
しかし、毎日白湯をすすっていると、やがてアーマが流れ、
腸がきれいになってきて白湯がおいしく感じるようになります。
ですから、白湯を飲んでおいしく感じない人ほど、
白湯がおいしくなるまで毎日すすって下さい。

@きれいな水を火にかけて沸かします
A火は、強火でかけます
B沸騰したら、やかんの蓋を取って湯気が上がるようにします。
(大きな泡がブクブクと出ているくらいの火加減で)
C最低10〜15分沸かし続けます
Dポットなどに入れて、
1日700〜800ml(カップ4〜5杯程度)飲むようにします


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水道水を沸騰させると、発ガン性物質のトリハロメタンが
8倍に増えるという実験結果もあるので、清浄な水が望ましい。
それでも、肉や魚や油料理を食べることに比べると微毒だが……。

食事の時にも白湯を飲むと消化力が上がるとのことだが、
それがお湯割りの酒だと意味がない。
便秘を避ける為には、食事中の水分摂取が重要だが、
たとえお湯割りでもアルコールは体内の水分を奪う作用があるからだ。

白湯の効用についてまとめると、
体を温め、消化力を高め、胃腸をクリーニングするということである。
だが、水を沸騰させると酸素が欠乏し、
活性水素水の場合も水素が抜けてしまうという致命的な欠点がある。

獣は体質的にも「水」派なので、水を好んで常飲しているが、
人によっては白湯の方が体質に合っているようである。
だが、それは体質改善のプロセスであり、
最終的にはやはり「水」が理想だと言える。

白湯が体質に合っている人も、水を飲んだり、
白湯と水を半々にしてぬるま湯にして飲んだりして、
最終的に水を主体とした方が良いと思われる。

話をまとめると、多少の朝食や白湯を飲むと良い人もいるが、
最終的には朝食抜きで水だけにしていく事を目指して頂きたい。
究極的には、それが最も心身の健康に良いのである。

朝食抜きを奨める石原結實氏は、水分摂取を控えるように教えているが、
それは代謝の悪い陰性体質の人の場合の話であり、
健康になるにつれて、水分はどんどん摂取できるようになり、
それが健康にとって非常に重要な要素になってくるのである。

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但し、冬や寒い時は白湯を飲むことも良いということである。
また、水にしろ白湯にしろ、1日1リットル以上飲むと
栄養が流れてしまうとのことだが、毎日何リットルも
水を飲んでいる人が栄養不足になったという話は聞かない。

むしろ、現代人は栄養過剰で、水をたくさん飲む人は健康的である。
また、栄養不足になったとしても、それも不食のプロセスである。

しかし、代謝の悪い人は多量の水分摂取は好ましくないので、
無理にたくさんの水を飲むことは自然の理に反している。
いずれにしても、現代人は水分欠乏の傾向にあり、
それが原因で様々な病気の下地になっていると言える。

水分摂取の重要性は、神泉組1に詳述しているので参照して頂きたい。

朝一は白湯でも良いが、1日を通してこまめに水分を補給し、
少しでも喉が渇いた時はもちろん、特に食事中や入浴前後の
水分補給に努めることが健康の基本だと言えるだろう。

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posted by ZERO at 03:38| Comment(0) | 食育革命と超人進化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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